スタッフブログ｜磯子・屏風ヶ浦の歯科｜永田歯科医院

この度の地震により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
１日も早い復興とご健康をお祈り申し上げます。

久しぶりのブログです。
新しい年度を迎え永田歯科医院も気持ちを新たに歩み出しております。
新しいスタッフが加わりました♪♪♪
ピカピカの新卒歯科衛生士『佐藤ちひろ』さんです。

昨年末コトブキ退社した山田さんに代わる人をと思い１年ほど前から医療求人サイトに募集の記事を掲載しておりました。
一昨年、青森の実家に帰った衛生士の小西さんが出た後、社員寮が空室になっていたので、「寮あり」と掲載したためでしょうか？横浜・横須賀など地元以外にも函館・福島・宮崎などからも見学・面接がありました。
清潔感があり、しっかりしていて礼儀正しく、見学の時少し治療のアシストをしてもらったのですが、知識と技術を学生にしてはしっかりと身に着けていたのが、この４月からスタッフの１人として加わって下さった福島県出身の『佐藤ちひろ』さんです。

昨年秋に採用を決め、本人は国家試験めざして猛勉強、２月にはお母様と一緒に、挨拶と寮の下見に来てくださいました。

じつは、佐藤さんもこの度の地震の被災者なのです。
佐藤さんは、福島の実家から仙台の歯科衛生士の学校に通学していました。卒業式の日、セレモニーが終わって直後にあの地震が起きました。佐藤さんは難を逃れましたが、まだステージ近くに居たお友達は天井が崩れてケガをなさったそうです。福島の自宅も地盤沈下で住むことができない状態です。

就職時期を遅らせようかという話もあったのですが、地震の混乱が治まらない中、佐藤さんは予定どおり横浜に来てくれました。

お母様と一緒に上京し、お部屋に必要な物を楽しく買い物したりする予定でしたのに、１人小さなスーツケースを抱え、被災者脱出用のバスに乗って横浜に来てくれた佐藤さん。本当は心細いのでしょうが、そんな素振りも見せず、明るく一生懸命仕事を覚えようとしています。あのような状況の最中、私どもを信じて娘さんを手放して下さったご家族のためにも、しっかり指導して１人前の歯科衛生士に育てなければと思っています。皆様どうぞ宜しくお願い致します。